ごあいさつ
令和5年度、第73回福岡地区勤務薬剤師会総会にて第10代(前身の福岡市薬剤師会勤務部会からは17代)会長に選任されました済生会福岡総合病院の槇林です。
私は、平成3年に、この福岡地区勤務薬剤師会に入会し、大石会長時代に初めて学術委員会の委員として会の運営に参加させていただきました。学術委員会は例会の企画・運営を担当しています。この4月の総会時で第696回という長い歴史があり、現在は共催という形で開催している例会ですが、担当した当時は自分達だけで会場探しからマイクや照明を担い苦労したことも懐かしい思い出です。
そして、コロナ禍を含むこの4年間は副会長として、江頭副会長・理事の先生方と共に神村会長を支え会の運営をしてまいりました。この期間に理事会・委員会をはじめ全ての研修会がWeb開催となり、一気にデジタル化が進みました。初めての経験で開催する側としては戸惑うことも多々ございましたが、所属施設や自宅からの参加が可能となったことは、会員の皆さまにとって価値のある変化だったと思います。今では例会やセミナー、研修会等への参加数もコロナ前と同様の人数に戻ってまいりましたが、直接会って対話する機会が減ったことで、新しい出会いや交流の場が無くなったことも事実です。自身を振り返ってみますと、この福岡地区勤務薬剤師会での数多くの方々との出会いが財産になったと感じており、可能なものについてはその機会を増やしていきたいと考えております。
現在、タスクシフト・シェアも進み、医療従事者がそれぞれの職能をいかした業務の拡大を行っています。薬剤師も様々な場面での活躍が期待されており、資質向上のみならず病診薬連携の為にも例会・セミナー・研修会等をご活用いただけたらと存じます。
新体制となりましたが、縦のつながりである歴代の会長の志を引き継ぎ、横のつながりである会員の皆さまのご意見・ご要望をいただきながら、会員1,000人を超えるこの福岡地区勤務薬剤師会の発展と次世代に繋いでいくことを念頭に努めてまいりたいと存じます。その為には、会員お一人お一人の声と参加が必要になってまいります。引き続きどうぞご協力よろしくお願い申し上げます。
福岡地区勤務薬剤師会 会長 済生会福岡総合病院 槇林智子